お待たせしました。ってファレホユーザーでキャンディ塗装に興味がある人がどれ程いるかは謎ですが、少なくともワテクシと仁さんの二人はいるってのは確認済みです。
まぁそもそも他の塗料でキャンディ塗装が簡単に実現出来るだろうし、わざわざファレホに固執して茨の道を敢えて挑む必要は全く無いんですけどね。でもファレホのみで実現出来るのかどうか⁈ってのを確かめるのが楽しいからやってます。
前回の記事で半分以上ネタバレしていますが、頑張って書いていきますので読んでいただけると有り難いです。
さて、前回ゲームインクの塗料を使えば透明度の問題をクリアする事が出来るってのをご紹介したので、今回はもう一つの問題である光沢感を攻略していきます。
皆さん既にお察しいただけているかと思いますが、今回はメディウムを使っていきます。
今回使用したメディウムはこちら。
Glaze MediumとGloss Mediumです。
名前からして似たような感じですが、効果も微妙に違うって感じです。
まずはGlaze Mediumですが、透明度を上げるための添加剤です。ボークスの解説によると「グレーズメディウムは、液状性や透明性を強め、乾燥時間を延ばす効果があります。陰影部や光沢部に使用するのが効果的です。」となっています。
実際にファレホの公式の映像をYouTubeで見たのですが・・・微妙な効果ですね(^_^;
そしてGloss Mediumですが、艶出し用に使用するグロスヴァーニッシュと同じように艶効果を追加するための添加剤です。
このメディウムは既存の塗料に添加すると目に見える程にその効果がはっきりと分かります。
って事で実際にその効果をお見せしましょう。
まずはファレホが公式にクリア系だよ〜とうたっているTransparency系の塗料に混ぜた結果がこちら。
下地にはメタルカラーのChromeを使用しました。
そして左側から
・Transparency Greenのみ (5 drops)
・Transparency GreenとGlaze Medium (5 drops + 5 drops)
・Transparency GreenとGloss Medium (5 drops + 5 drops)
・Transparency GreenとGlaze MediumとGloss Medium (5 drops + 5 drops + 5 drops)
となっています。
ちなみにグリーンを選んだのは仁さんのブログと合わせた方が比較しやすいかな〜ってのと、個人的にグリーンが好きってのが理由です(^_^;
ワテクシの下手くそな画像からでも何となく伝わるかと思いますが、素の状態だと透明度が低過ぎて下地のクロームが全く判別出来ません。
素の状態にGlazeだけを足したものは、グリーンの要素的には同じ5滴なのですが若干明るくなります。何でだろ〜。そして透明度は上がりませんorz 透明度上げるなんてうせやんっ!!
素の状態にGlossだけを足したものは、その名のとおり艶が増しました。グリーンの色味に変化は無く艶だけが出るようになりました。
そして最後に塗料もメディウムもそれぞれ同量入れたものは、それぞれの効果を受けて色味が若干明るくなったり光沢が出たりしました。でも透明度は上がりませんでした。
これらサンプルを作ってみた感じだと、普通にグリーンで塗装してグロスヴァーニッシュ吹いたのと同じじゃね?!って気がします。ほ〜んとファレホのクリア系はクリアとしては使い物になりませんね。でも多分他の色に別の色味を付加する使い方としては案外優秀かもしれません。
さて、お次はお待ちかね(誰が?!)のゲームインクを使った結果です。
こちらも下地にメタルカラーのChromeを使用しました。
左側から
・Game Ink Greenのみ (5 drops)
・Game Ink GreenとGlaze Medium (5 drops + 5 drops)
・Game Ink GreenとGloss Medium (5 drops + 5 drops)
・Game Ink GreenとGlaze MediumとGloss Medium (5 drops + 5 drops + 5 drops)
・Game Ink GreenとGlaze MediumとGloss Medium (5 drops + 10 drops + 5 drops)
となっています。
ワテクシのへっぽこな画像でもキタッーーーーーーー(゚∀゚).ーーーーーーー!!!って感じじゃぁないでしょうかwww
実物はもうちょっとメタリック感があるんですけどね・・・まぁそこは勘弁してくださいorz
そしてすいません、サンプルの保存状態が悪くて一部剥がれてますorz
多分丁度猛暑だった時だと思うんですよ。窓際に他のサンプルと重ねて置いといたせいか、くっついてしまったようです。ペリッと剥がした時に・・・(T_T)
ま、まぁそこは見なかった事にしてください。って事で各サンプルの解説です。
まずは素の状態ですが、この時点で下地のChromeの影響を受けて見た目が艶消しのメタリックグリーンみたいな感じになります。これだけでもTransparency系とは雲泥の差で、ゲームインクを使う価値があるかと思います。
素の状態にGlazeだけを足したものは、殆ど違いが出てこないです。素の状態と並べてよ〜く見ると素の状態の時よりもな〜んとなく奥行きが出た様な・・・クリア層があるな〜って気がする程度です。
素の状態にGlossだけを足したものは、一気にキャンディ塗装っぽくなります。メタリック感を維持したままで、光沢だけが付加された状態になりました。
素の状態にGlazeとGlossの両方を足したものは、Glossだけを足したものとあんまり違いが出てきませんでした。透明度がもっと上がるかな〜と期待したのですが、元々Glazeの効果は薄いので殆ど変化が無いですね。そして色味が若干明るくなると言うか薄くなると言うか・・・何にせよ透明度に変化は無いですね。
最後のサンプルは、もっとGlaze入れたら透明度も上がるんじゃね?!って事で二倍入れてみました。
でも変化は殆ど無いですね。微妙に光沢度が増しましたけど。いや、透明度が上がれよっ!!ってツッコミを入れたくなりましたw
色々試した結果、個人的にはゲームインクとGlossメディウムのコンビネーションで充分キャンディ塗装が再現できそうってのが分かりました。もっと欲を言えばもうちょっと下地のメタリック感があってもいいかな〜とは思うかな。
なんにせよファレホでのキャンディ塗装で問題となっていた透明度と光沢感はゲームインクとメディウムを使って攻略できそうってのが分かっただけでも大きな収穫かなと思います。
後は皆さんそれぞれが思うキャンディ塗装に合わせて塗料とメディウムをいい塩梅に調合すれば実現出来るのではないかな〜と思います。
ファレホでキャンディ塗装してみたいっ!!って需要がどれだけあるのか謎ですが、この記事がお役に立てたでしょうか?
2コメント
2020.09.09 06:00
2020.09.09 04:06